アークリードは大手防災機器メーカーの傘下に属さない、独立系防災企業です。
自分たちで考え、実行することで未来を切り拓いてきた歴史が、私たちの強みです。
お客様に安心していただける点検を実施し、責任を持って報告書を作成する。この
一連の業務の中で大切にしているのは、固定観念にとらわれない姿勢。
長い歴史のある消防業界において、これまであたりまえだったことに疑問を持ち、
より良い方向へ変化できるような商品やサービスを考えています。
この取り組みの基盤になるのが、発想力とアイデア。アークリードだからできる
大胆な発想と行動力で成長しています。

ひと昔前、報告書の作成は手書きやワープロによるものでした。点検作業の担当者が何項目にも渡る報告書を作成する。この作業は膨大な時間を要します。世の中にデジタル化の波が押し寄せ、「消防業界での負荷を軽減できないか」の発想をもとに誕生したのが報告書作成ソフトウェア〈AIBO-ZU〉です。実はこのソフトは社内で使用する為に開発されたツールでした。
良いものであれば、みなさんにも使っていただきたい。そんな考えのもとで発売することにしました。比較的安価に提供してきた結果、特に大阪府下のお客様に絶大な支持をいただいています。
また、ノンフロン加煙試験器〈楽ECO〉は従来のフロンガスを使用したものから、一気に環境対応に舵を切るために誕生した商品。2023年には化石燃料を使わないヒーター式加熱試験器〈Eシリーズ〉も誕生。これからもオンリーワンの精神でオリジナル商品を進化させ、点検の現場をより良いものに変えていきます。

現在、あらゆる業種の企業がSDGsをテーマにした取り組みを進めています。同時に、DX（デジタルトランスフォーメーション）の考え方も業界を問わず、浸透し始めています。デジタルを導入することで、ビジネスの仕組みや人の働き方も変えていく。社会にも人にも心地良い環境をつくる動きがDXです。
振り返れば、私たちが試行錯誤しながら生み出してきた商品は、SDGsやDXにつながるものでした。
安全で使い勝手が良く、環境にも配慮した試験器や短時間で報告書を作成できるソフトなど、すべてはこの業務を担う点検マンが安心して使うことができ、日々の作業が少しでも楽になることを願ってのもの。今後、業界をとりまく環境は変化し、その過程にはまた新たな課題も生まれるでしょう。けれども、私たちはここでやるべきことをやる。あきらめない。この気持ちで走り続けます。それが消防業界への恩返しだと思っています。

環境への配慮や作業負荷の軽減など、私たちは消防業界における慣習をあたりまえと捉えず、常にイノベーションを掲げ、進化させてきました。今すぐに消防業界を大きく変えることはできないかもしれません。けれども、目の前の小さな課題を真摯に粘り強く解決していくことで、良い方向に向かうことができると信じています。
DXに対応し、消防行政も変わり目を迎えています。変化に敏感に、他社が行わないことにも信念を持って行動する。そして勇気と覚悟と情熱を携え、新しいことに取り組むことが消防業界の未来に繋がると信じて、我が道を進んでいきます。
どうぞ、これからのアークリードの挑戦にご期待ください。